勝浦川で15日、アユ漁が解禁になり、多くの釣り人が早朝からさおを並べて、獲物を追った。
勝浦町星谷の星谷運動公園周辺は一般的な友釣りだけではなく、鉛の玉を付けた釣り糸を川底に滑らせて、針に引っ掛ける「転がし釣り」ができる人気スポット。午前5時の解禁とともに、待ちかねたファンが次々と長ざおを振るっていた。
少雨の影響で川の水量が少なく、釣れたのも15~18センチとやや小ぶりな魚体が多かったが、中には20センチ超の良型を釣り上げる人もいた。
アユ釣りに初挑戦した小松島市中田町の倉橋正則さん(67)は17匹の釣果があり、「アユの魚影は濃いので今後、水量が増えれば期待できる。釣ったアユは塩焼きにしたい」と笑顔で話した。
勝浦川のアユ漁は、10月20日~11月10日の産卵期を除き、年末まで楽しめる。