13日に死去した長谷川和夫さんは、認知症研究の第一人者であり、2017年に自らも認知症と診断されていました。既に認知症と診断されていた長谷川さんへのインタビュー記事(2018年12月、徳島新聞朝刊掲載)を再掲します。認知症の人が住み慣れた地域で自分らしく暮らしていくために必要な心構えと支援体制について語ってもらっています。

 インタビューでは「死」についても言及。次のように話しています。「みんな違うじゃない、一人一人が。世界に何十億人いても自分はその誰とも違う。そういう尊い存在なんだよ。そういう風に考えることが大切だよね」「死ぬのはもちろん怖いよ。自分の存在が消滅するっていうことだけを考えても、おっかないっていうか嫌だね。分からないもんなあ。どんな風になるのか。でも死ぬのは1回しかないからね。2回も3回もあるんじゃ怖いけどさあ。1回だったら頑張ろうと思ってね」。

職員と談笑する長谷川さん=2018年、東京都の認知症介護研究・研修東京センター

インタビュー <上>「年を取ると誰でも認知症のような状態になる。人が生きていく延長線上にあるにすぎない」2018年12月19日掲載

■インタビュー <中> 「生きるというのは今と明日を大切にするということ」(2018年12月20日掲載)

インタビュー <下> 「世界に何十億人いても自分はその誰とも違う。そういう尊い存在だと考えることが大切」(2018年12月21日掲載