再選を果たし、万歳する髙橋さん(中)=21日午後10時40分ごろ、藍住町東中富の事務所

 12年ぶりの町長選となった21日の藍住町長選は、無所属現職の髙橋英夫さん(56)が1890票差で再選を果たした。行政の刷新を訴える新人候補を退けた髙橋さんは、喜びに湧く支持者を前に「皆さんとこの町の未来をつくっていく」と、2期目に向けて思いを新たにした。

 午後10時ごろ、同町東中富の事務所に当選確実の一報が入ると、西川良夫町議会議長ら支持者約150人から「おめでとう」「差ついたな」などと声が上がった。約10分後髙橋さんは笑顔で姿を現し、玉井孝治板野町長や北島一人県議らが万歳三唱する中、深々と頭を下げた。

 マイクを手に「皆さんのおかげで当選できた」と感謝の言葉を述べ「培ってきた行政経験や政治経験を生かし、しっかり町政を進める」と意気込んだ。

 事務所には国会議員や周辺自治体の首長らが次々と駆け付けた。山口俊一衆院議員(徳島2区)が「本領を発揮するのはこれから。ともに藍住をより良くしたい」。古川保博北島町長が「初めての選挙戦を圧勝した。板野郡の中心として、若いリーダーに5町を引っ張ってもらいたい」と祝福した。

 町議16人のうち12人の支持を得て、優位に選挙戦を進めた。選挙期間中も公務を優先し、町民と直接触れ合う機会は限られたが、若手町議らが髙橋さんの1期4年の行政経験をアピールし、町民の信頼を得た。

 取材に対し、今後は少子高齢化や人口減少対策に力を入れる姿勢を改めて強調。「若者の定住促進や子育て施策に取り組みたい」と展望を語った。

 

髙橋さんの主張

 一、長期休暇中に放課後児童クラブを利用する家庭の負担軽減のため、給食費程度の負担で弁当を提供する

 一、幼稚園での英語教育や中学生の海外派遣拡充など、国際的な視野を持つ人材を育成する

 一、若者の定住促進のため、スポーツパークとバーベキューパークを整備する

 一、高齢者の生きがいづくりのため、サークル活動や生涯学習ができる拠点施設を整備する

 一、新型コロナウイルス感染拡大を受け、営業時間の短縮に協力した飲食店などに支援金を給付する