いぬねこおんがく会のポスター

 動物をテーマに音楽やトークを繰り広げるイベント「いぬねこおんがく会」が20日、徳島市のシビックセンターで開かれる。県内で動物の保護活動に取り組む有志が企画。犬や猫の殺処分を減らそうと、音楽を通して命の尊さを訴える。
 
 徳島市在住のシンガーソングライター皆谷尚美さんら県内で動物保護を訴える音楽家3組が、動物を題材に作った曲を披露する。皆谷さんは、猫の目から見た人間社会を表現した「ヒトの街」など4曲を歌う。
 
 捨てられた犬猫をテーマにしたドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と」(飯田基晴監督、2009年)を再編集した短編映画も上映。獣医師が県内の犬猫殺処分の現状や県動物愛護管理センター(神山町阿野)の活動について紹介するほか、犬猫に関する相談や質問に応じるブースが設けられる。
 
 センターに収容された犬猫は原則として1週間を過ぎると殺処分の対象となる。県から委嘱され動物愛護推進員として活動する辰巳しずかさん(38)は「愛犬や愛猫の行方が分からなくなっても、センターに問い合わせる飼い主が少ない」と感じていたことから、センターの知名度を上げようとイベント開催を思い立った。
 
 推進員の活動を通じて知り合った仲間に協力を要請。多くの人に足を運んでもらうため、音楽で動物愛護を訴えることにした。辰巳さんは「ペットが迷子になった場合、まずはセンターに連絡するという認識を広めたい。それが犬猫たちの不幸を減らすことにつながるはず」と話す。
 
 イベントは午後1時から4時まで。入場無料。問い合わせは辰巳さん<電090(4508)0993>。
 
 センターなどによると、統計を取り始めた03年度に1万263匹だった殺処分数は14年度、1600匹に減っているが、人口1万人当たりの数は全国で上位が続いている。