瀬戸内沿岸7県を拠点にするアイドルグループ「STU48」のメンバーで、徳島県出身の谷口茉妃菜さん(21)が参加するグループ内ユニット「勝手に!四国観光大使」初の四国ツアー「勝手に!四国デスティネーションツアー」が19日、徳島市シビックセンターを皮切りにスタートした。

記念撮影で徳島公演定番の「阿波踊り」ポーズを決めるメンバー=徳島市シビックセンター

 徳島公演には勝手に!四国観光大使11人のうち、谷口さんら6人が出演。谷口さんのほか、リーダーの福田朱里さん(香川県出身)、榊美優さん(同)が公演前に取材に応じた。谷口さんは「STU48初の瀬戸内ツアーでも初日が徳島だったので何か縁を感じる。ファンの皆さんの期待に応えられるような公演にしたい」と力を込めた。福田さんは「四国ツアーは目標だった。徳島公演は久々で、やっと来られたかという気分」、卒業を控えた榊さんは「祖父母の地元にツアーで来られたのはうれしい」とそれぞれ語った。

公演直前に取材に応じて公演への意気込みを語った(左から)福田朱里さん、谷口茉妃菜さん、榊美優さん=徳島市シビックセンター

 公演は愛媛県発の3人組ガールズバンド「たけやま3.5」との対バン形式で進行した。新型コロナウイルス下のツアーとあって、会場を訪れたファンは声援を送れない代わりに色とりどりのサイリウムを振って盛り上げた。

 6人は「たけやま3.5」のライブ後にステージへ。おなじみの「overture(序曲)」と共に現れ、ユニットのオリジナル曲「海の色を知っているか?」に加え、「ラッキーセブン」「ヘタレたちよ」といったアップテンポな曲を立て続けに熱唱し、会場の雰囲気を一気に高めた。

 福田さんは「皆さん、盛り上がっていますか? ようこそ、いらっしゃいました」とあいさつ。榊さんもステージ上で「今日は徳島を思い切り楽しみたい」と笑顔を見せた。続いて2人ずつ3組に分かれて曲を披露。谷口さんは、2期生の川又あん奈さんと組んで人気曲「てもでもの涙」を、情感を込めて切なげに歌い上げた。

川又あん奈さん(右)と「てもでもの涙」を披露した谷口さん=徳島市シビックセンター
公演を通して元気いっぱいのダンスを見せた谷口さん(中)=徳島市シビックセンター

 その後は6人に戻り、ライブ初披露となるユニットオリジナルの新曲「夢をガラス瓶の中に」などを力強いダンスと共に熱唱した。最後はメロディーに合わせてタオルを振り回すパフォーマンスでおなじみの楽曲「ひこうき雲」で締めくくり、バラエティー豊かな計12曲を歌いきった。こうしてメンバー6人と「たけやま3.5」の3人、そして観客が一つになって盛り上がった徳島公演は終わった。

息の合ったダンスパフォーマンスで観客を魅了したメンバー=徳島市シビックセンター
最後は「ひこうき雲」で初日の徳島公演を締めくくったメンバー=徳島市シビックセンター

 谷口さんらメンバー6人は翌20日から2日間、高松市でも3公演を行った。これで谷口さんを除く徳島公演の出演メンバー5人は出番を終え、11月27、28日の高知県、12月4、5日の愛媛県の両公演を行うメンバーにバトンタッチしてツアーはラストスパートに入っていく。