サッカーJ1徳島ヴォルティスのJ1残留争いが佳境に入る中、公式チアリーディングチーム「BLUE SPIRIT(ブルースピリット)」もヴォルティスの戦いを後押ししようと、今季最終戦となる12月4日のホーム戦でのパフォーマンスに向けて練習に熱が入っている。昨年は新型コロナウイルスの影響でメンバー不足になったり、練習場所が取れなかったりしたが、今年は新メンバーが加わってパフォーマンスの幅も広がっている。

12月4日の今季最終戦となるホーム戦で行うパフォーマンスに向けて意気込んでいるBLUE SPIRITのメンバー=徳島市のとくぎんトモニアリーナ

 今年から大学生1人と中学生3人が新しく加入。受験のために離脱していたメンバーも復帰し、現在は全14人中10人が常時活動している。

 新メンバーの金地優由(ゆうゆ)さん(13)=徳島文理中2年=は、友人の山田彩未さん(14)=鳴門第一中2年=と一緒に入部。金地さんは「チアダンスは前から習っていた。大勢の観客の前で踊るのはプレッシャーもあるけど楽しい」。今年からチームに復帰した城北高1年長崎琉花(るな)さん(16)は「J1でのチアは初めてで、J2の時より観客が増えて緊張するけど、テンションも上がる」と喜ぶ。

 昨年は3人が退部。シーズン序盤は新型コロナ禍が再拡大した一時期に練習場所を確保できないこともあった。しかし、人数をやりくりして、ほとんどのホーム戦でパフォーマンスを披露してきた。やがて地道な勧誘活動が実を結んでメンバーがそろい、昨年は人数不足でできなかったスタンツ(組み体操のような技)なども復活してチームの機運も次第に上昇している。

最終戦でのパフォーマンスに磨きをかけようと練習に励んでいるメンバー=徳島市のとくぎんトモニアリーナ

 J1でのパフォーマンスが初めてというメンバーも少なくない。チームを率いるキャプテン吉崎真衣子さん(25)=徳島市、会社員=は「J1の舞台でも恥ずかしくないようなダンスをしようと頑張ってきた」と振り返る。

 熱心なヴォルティスサポーターでもある吉崎さんは、アウェー戦も現地観戦。相手側のチアダンスを随時チェックしており、「J1ともなると本格的なチアが多い。良いアイデアはどんどん取り入れていければ」と、現地で撮影した相手チアチームの動画をメンバーに見せてやる気を高めている。

 12月4日の最終戦にはBLUE SPIRITにとって今季初のハーフタイムショーがある。「私たちが熱いパフォーマンスを見せることで、サポーターにより一層応援を頑張ろうと思ってもらいたい。会場が一体となって選手たちの力になれば」という吉崎さん。歓喜の瞬間を目指し、メンバー全員でサポーターと一丸になって「青の戦士」ヴォルティスを鼓舞することを心に誓う。

【動画】https://youtu.be/ZTtT-swXzxE