世界各国の教育関係者の知識向上や交流を図る国際教師教育協議会の第59回世界大会が19日、鳴門教育大で始まった=写真。大会テーマの「教育における格差」に関連した基調講演などがあり、48カ国から参加した約250人が耳を傾けた。
香港大のマーク・ブレイ教授が、塾や家庭教師といった学外教育を意味する「影の教育」が生み出す格差について講演した。
影の教育はもともと日本や韓国で盛んだったが、近年はヨーロッパやアメリカなどでも広まっている現状を紹介。影の教育は格差を拡大させるものとし、「塾などに通える裕福な家庭の子どもだけが質の高い教育を受けられ、協議会として動向を見守る必要がある」と指摘した。
大会が日本で開かれるのは初めて。会期は22日までで、研究発表や県内教育施設の視察などが予定されている。
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