夏本番を前に、徳島県内の量販店やスポーツ用品店では水着商戦が本格化している。植物をあしらった「ボタニカル柄」と呼ばれるデザインが増えているほか、体形をカバーする水着もたくさんの種類がそろう。健康づくりのため水泳を始める人向けのフィットネス水着も、高い年齢層を中心によく売れている。
フジグラン北島(北島町鯛浜)の売り場では約1800点を展示。若い女性向けの水着では、ピンクや白など淡い色を基調とし、柔らかい印象の品が多い。増えているボタニカル柄は、植物の葉や枝などがプリントされており、植物特有の優しい雰囲気に人気が高まっている。
「体の線がはっきり出るのはちょっと…」という人も心配ご無用。スカートやショートパンツの型を取り入れるなどして、おしゃれを楽しみながら体形を目立たなくしてくれるタイプも多い。水着の下にはくタイツのような「スイムトレンカ」は、日焼け防止のほか、足が細く長く見える効果も期待できる。
ササクラスポーツ本店(徳島市南田宮2)では、フィットネス水着の売れ行きが好調だ。近年、水中ウオーキングや、水中のエアロビクス「アクアビクス」をリハビリや健康づくりのために楽しむ人が増え、50~70代の女性らが次々と買い求めていくという。
同店スタッフの安藤佳世子さん(39)は「用途や体形に応じた多彩な水着が並んでいる。お気に入りの水着を見つけてレジャーやスポーツを楽しんでみては」と呼び掛けている。