吉野川上流で始まった競技ラフティングの日本選手権。2年後には世界大会が開かれる=三好市山城町

 2017年の競技ラフティング世界大会が、三好市山城町の大歩危を含む吉野川上流で開かれることが20日、確実になった。同市を視察に訪れた世界ラフティング協会(IRF)のジョー・ウィリー・ジョーンズ会長(58)が同日、記者会見し「ほぼ100%決まった」と述べた。日本では初めての開催となる。吉野川上流で開かれている「全日本レースラフティング選手権大会」が終わる21日午後に正式決定する。

 ジョーンズ会長は18日に徳島入りし、川の流れや周囲の自然環境、大会運営の様子などを確認。選手権初日の視察を終えた後、記者会見し「選手が生き生きと頑張る姿、スタッフのやる気を見せられた。現状で問題点は見当たらない」と運営を高く評価した。その上で「IRF協会の役員9人も賛同を示している。吉野川周辺は緑も多く、素晴らしい環境だ」と述べた。

 ジョーンズ会長は、21日に大会スタッフのボートに同乗して安全態勢などを最終確認した後、世界大会開催を正式決定する。

 世界大会は毎年開かれ、6人乗りと4人乗り競技が交互に行われている。17年は6人乗りの大会となる。14年のブラジル大会には約20カ国から約400人が出場した。

 吉野川への世界大会誘致は11年に続き2度目の挑戦で、14年11月に三好市内のラフティングツアー業者や日本レースラフティング協会などが大会招致委を立ち上げ、IRFに立候補を届け出た。同年12月の受付期限までに国内外で立候補したのは吉野川だけだった。

 19日に国の名勝に指定されることが決まった大歩危を流れる吉野川上流は、ラフティングのスポットとしても全国に知られている。