住民から寄付を受けた食器などを販売するTICのメンバー=海陽町奥浦のピア海部

住民から寄付を受けた食器などを販売するTICのメンバー=海陽町奥浦のピア海部

 海陽町の小中高校生らでつくるボランティアグループTICは20日、「ネパール震災復興支援チャリティーバザールin海陽町」を同町奥浦のショッピングセンター・ピア海部で始めた。21日まで。

 TICが住民から集めた食器やタオル、洗剤などの不用品約2千点を10円~3千円ほどで販売。子どもたちは募金箱を持ち寄り、支援や寄付を呼び掛けた。売上金と募金は東京の民間団体に送られ、首都カトマンズ近郊の村の被災者向け簡易住宅建設などに使われる。

 佐那河内村の住民団体「嫁サミット」の呼び掛けを受けた海陽町内の子どもたちが、不用品集めやチラシ配りなどに取り組んできた。海南小6年の吉田佳乃子さん(11)は「大きな地震が起こってネパールの人たちは大変だと思う。売り上げが現地の子どもたちの役に立てばうれしい」と話していた。