徳島県出身の女優花岡咲さん(24)が、12月公開の映画「アクトレス・モンタージュ」で初主演を務める。「踊る大捜査線」の監督本広克行さんが企画・プロデュースを手掛けたこの作品は、映画監督とミュージシャンがコラボして映画を制作する祭典「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)[JOINT]2021ー2022」の一環として上映。花岡さんは「女優をする上で大切なことを学べた作品になった」と力を込める。

映画「アクトレス・モンタージュ」の一場面
映画「アクトレス・モンタージュ」の一場面

 作品は、年代も境遇も異なる4人の売れない女優を主人公に、彼女たちが困難や葛藤に直面しながらも、前向きに頑張る姿を描く内容。花岡さんはヒロイン4人のうちの一人・松岡桜役で、田舎から上京して芸能界の闇に翻弄(ほんろう)される女優の卵を演じる。

 花岡さんは役柄について「私や他の女優へのインタビューを基に脚本が書かれているので、自分自身と重なる部分が多く、ほぼ私そのもののようなキャラクター」。役作りに関しては「リハーサルで水口(紋蔵)監督に『演技し過ぎている』と指摘されたので、変に作り込まずに自然体で演じようと心掛けた」と話した。

オンラインインタビューに応える花岡咲さん=東京都内
来年2022年も出演映画の公開を控えている花岡咲さん=東京都内

 また、初の主演作となった今回の撮影について「最初から最後までメインで演じるのが初めてで、演技どころじゃなく、せりふをしゃべるので精いっぱいだった」と振り返った。

 特に大変だったのが「気持ちをつくれず涙がなかなか出なかった」という号泣シーン。撮影に立ち会った本広さんに「これは今後の女優人生で大事になってくること」とハッパを掛けられ、カメラの横で声を掛け続けてもらったという。花岡さんは「そのおかげで自分でも驚くぐらい感情を解放できた。初めての感覚だった」と、本広さんのげきに応えて役を演じきった。

映画「アクトレス・モンタージュ」キービジュアル

 作品は3日から21日まで東京都内のアップリンク吉祥寺で公開。現時点では都内での上映のみだが、今後は3月に県内で開催予定の「徳島ニューノーマル映画祭」での上映も視野に入れるという。

 12月3、7、10、21日にはアップリンク吉祥寺での舞台あいさつに参加する花岡さんは「職業は違っても、私のように上京して夢を追っている人は多い。そういう人たちに共感してもらい、この作品を通して少しでも影響を与えられたら」と話している。

■映画「アクトレス・モンタージュ」公式サイト
https://salon.motohiro.com/act-age/