テープカットで燃料電池バスの定期運行開始を祝う関係者=徳島駅前

 徳島バス(徳島市)は1日、水素エネルギーを使った燃料電池バスの定期運行を鳴門線で始めた。徳島駅前を発着し、鳴門公園やウチノ海総合公園を結ぶ4路線で1日11便運行する。燃料電池バスの定期運行は中四国で初めて。

 徳島駅前の乗り場で出発式があり、徳島バスの金原克也社長や飯泉嘉門知事らがテープカットして運行開始を祝った。徳島市民病院から徳島駅前まで利用したという松茂町の女性(76)は「すごく静かで心地よかった」と話した。

 バスは定員78人で、2台運行する。運賃は従来の路線バスと同じ。水素と空気中の酸素の化学反応で発電してモーターを動かし、二酸化炭素を出さない。1回の水素の充塡(じゅうてん)で約200キロ走行でき、加速性能はディーゼル車と同等という。

 導入費は1台約1億円。国と県が補助金計約9千万円を支出し、残りを徳島バスが負担した。