第66回大会で最終日のスタートを一斉に飛び出す高校生たち。第68回大会では高校生らの出場は1人1回となる=2020年1月、三好市池田町

 来年1月4、5日の開催が正式に決まった第68回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)では、選手起用に関する規則が改定される。前回までは1人2回まで可能だった出走回数を、一部を除いて1回に制限。中学生を一般区間に起用することも禁じる。改定によりランナーの負担軽減につなげるとともに、少しでも多くの選手の出場機会を確保する。

 出走回数の制限は、競技日程が従来の3日間から2日間に短縮されることを機に改める。中学・高校の男女と一般女子は2日間で1人1回しか出場を認めない。一般男子のみ2回(1日1回)走ることができるが、来年1月の全国都道府県対抗男子駅伝(広島)の代表選手は1回とする。

 全ての選手が2回出場できた前回大会までは、2日連続で起用される選手もいたものの、多くは中1日を挟んで第1日と最終日に走るケースだった。2日間開催の今大会で2回出場を認めれば連戦となる選手が続出しかねず、過度の負担を与える可能性があるため制限を強めた。

 加えて、中学生選手らの出場機会を確保する目的もある。選手団に選ばれ、練習会などに参加してきたにもかかわらず、本番で一度も走る機会に恵まれなかった選手は例年少なからずいる。競技普及の観点からも1人が走る回数を減らし、できるだけ多くの選手が出場できるようにすることが望ましいと判断した。

 一般区間に中学生を起用できないようにする規則改正は、選手保護の観点から導入する。これまでは制限がなかったため、高校生以上の選手が少ない郡市では中学生に一般区間を任せざるを得ないケースも見られた。ただ3キロ前後が目安の中学生区間に対し、一般区間はおおむね5キロ以上と距離が長く、成長期の中学生が走れば故障のリスクが高まる懸念があった。

 佐竹昌之大会長(徳島陸協会長)は「将来がある若い選手に悪影響を及ぼすことは避けなければいけない。中学生に走らせなくてもいい区間割りを考えた」と説明。例えば、第66回大会では4チームが中学生を投入した阿北コースの東みよし町昼間から三好市池田町までの5・7キロの一般男子区間を、今大会から3・4キロと2・3キロの中学生男子2区間に分割した。

 一部に特例を設け、一般女子区間となる第1日の5区と9区(いずれも3キロ)は中学生女子の起用も可能にした。最終日20区の高校生女子の指定区間(3・1キロ)も一般女子や中学生女子の出場を認める。

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