戦時中のさまざまな歴史的資料が並べられた「戦争の時代と徳島」=徳島県立博物館

 戦時中のさまざまな歴史的資料を紹介する「戦争の時代と徳島」が23日、徳島市の県立博物館で始まった。旧日本軍兵士の装備品や徳島大空襲の被災写真など「もの言わぬ語り部」が戦争の悲惨さを伝えている。8月30日まで。

 日本軍が使っていた三八式歩兵銃や鉄かぶと、武運を祈る千人針、召集令状(赤紙)など同館所蔵の約100点を展示している。日中戦争時の従軍日記のほか、「今年の超年も非常なる緊張裏に行われ」と戦場の兵士が新年のあいさつとして家族に送った手紙も並べられた。

 戦時下の暮らしを伝える資料も多く、戦意高揚を目的にしたポスターや戦場の兵士に送った慰問袋、配給された制服などもある。

 徳島大空襲のコーナーでは、焼け野原となった市街地の写真が掲げられ、来場者は神妙な表情で見入っていた。

 今月28日と8月15日のいずれも午後2時から展示解説を行う。外出による節電促進キャンペーンのため、7月18日~8月30日は入場無料。