サッカーJ1の徳島ヴォルティスは4日、鳴門ポカリスエットスタジアムで行われた今季最終戦で広島に2―4で敗れ、1シーズンでのJ2降格が決まった。通算成績は10勝6分け22敗の勝ち点36。競り合っていた清水が勝って勝ち点42の14位、湘南は引き分けて同37の16位となり、徳島は降格圏の17位から抜け出せず、目標にしていたJ1残留を果たせなかった。

 試合は前半9分と11分に立て続けにクロスから失点し、機先を制された。さらに36分にもCKから失点。3点を追う後半9分、DF岸本武流のミドルシュートで1点を返し、勢いを取り戻したかに見えたが、21分にさらに1点を失った。35分に右クロスからのこぼれ球をFW一美和成が頭で押し込んで2点差にする粘りを見せたが、及ばなかった。

 昨季J2を初制覇し、7年ぶりにJ1に挑むに当たり、スペイン人のダニエル・ポヤトス監督を新たに招へいしたものの、新型コロナウイルスの影響で入国が遅れ、指揮官不在のままシーズンは開幕。ボールを長く保持して主導権を握るスタイルは昨季までと変わらないものの、組み立て方や立ち位置の変更など新たなエッセンスをうまく消化し切れず、4連敗、6連敗を喫した時期もあった。終盤にかけてチームの一体感が高まり、2連勝で最終節まで望みを残したが、最後に競り負けた。

徳島 2―4 広島
 前 0―3
 後 2―1

【得点者】徳島=岸本武流(後半9分)、一美和成(後半35分)
広島=藤井智也(前半9分)、エゼキエウ(前半11分)、エゼキエウ(前半36分)、浅野雄也(後半20分)

セレモニーで目に涙を浮かべながらあいさつする岩尾主将=鳴門ポカリスエットスタジア
試合に敗れ降格が決定し肩を落とす徳島の選手たち=鳴門ポカリスエットスタジアム

徳島、わずか1年でJ2降格決定
【後半52分】試合終了。徳島2-4広島
【後半49分】広島、青山アウト、ハイネルイン
【後半47分】徳島、上福元にイエローカード
【後半45分】アディショナルタイム7分の表示
【後半42分】徳島、カカアウト、渡井イン 広島、柴崎、鮎川アウト、土肥、ジュニオールサントスイン
【後半41分】徳島、内田にイエローカード
【後半35分】ゴール 徳島、一美のヘディングシュートがゴール左に決まる。藤田譲がゴールエリア左から頭で折り返し好アシスト 2-4
【後半23分】徳島、垣田アウト、バケンガイン
【後半21分】徳島、岩尾がペナルティーエリア手前の中央からミドルシュートを放つも、枠の右に外れる。直後に飲水タイム
【後半20分】広島、浅野のゴール 1-4
【後半18分】広島、エゼキエウアウト、浅野イン
【後半9分】ゴール 徳島、岸本がペナルティーエリア手前の中央から右足でミドルシュート。ゴール右に突き刺さる。2試合連続ゴール 1-3
【後半5分】徳島、垣田にイエローカード
広島ボールで後半開始。徳島は3人同時交代。ジエゴ、鈴木徳、福岡アウト、田向、一美、内田イン

前半、ドリブルで攻め上がる徳島の垣田(右から2人目)=鳴門ポカリスエットスタジアム

【前半48分】前半終了。徳島0-3広島
【前半45分】アディショナルタイム3分の表示
【前半36分】広島、エゼキエウのこの日2点目ゴール 3-0
【前半28分】徳島優位の時間帯が続く中で飲水タイム
【前半20分】徳島、西谷がペナルティーエリアの中央左から右足でボレーシュートを放つも、キーパーにキャッチされる
【前半11分】広島、エゼキエウのゴール 2-0
【前半9分】広島、藤井のゴール 1-0
【前半6分】広島、塩谷がペナルティーエリア手前の右から右足でミドルシュートを放つも、枠の上に外れる
徳島ボールで前半キックオフ
【試合前】徳島のフォーメーションは4-1-2-3。前節のスタメンから田向が外れ、ジエゴが入る。広島のボランチは小松島市出身の塩谷が務める。

今季最終戦の広島戦に勝利し、J1残留に向けて気合いの入った様子で試合前の調整をする徳島の選手=鳴門ポカリスエットスタジアム
ピッチに登場した選手たちに声援を送る徳島サポーター=鳴門ポカリスエットスタジアム
スタジアムに到着し、サポーターに手を振るポヤトス監督=鳴門ポカリスエットスタジアム
選手バスを迎えるサポーターら=鳴門ポカリスエットスタジアム

【スタメン】

■GK
21 上福元 直人
■DF
20 福岡 将太
14 カカ
4 ジエゴ
■MF
8 岩尾 憲
23 鈴木 徳真
13 藤田 譲瑠チマ
24 西谷 和希
15 岸本 武流
11 宮代 大聖
■FW
19 垣田 裕暉

【サブ】

■GK
31 長谷川 徹
■DF
 6 内田 航平
 2 田向 泰輝
■MF
45 杉森 考起
10 渡井 理己
■FW
17 一美 和成
9 ムシャガ バケンガ