11月、西銘沖縄北方相(右)と会談する、沖縄県の玉城デニー知事=内閣府

 政府は2022年度の沖縄振興予算に関し、12年度以来、10年ぶりに3千億円を下回る額とする方針を固めた。政府関係者が4日、明らかにした。政府は来年、本土復帰から50年を迎える沖縄県でインフラ整備が進み、公共事業費を圧縮することが可能だと判断。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る政府と県の対立も影響した。

 玉城デニー沖縄県知事が11月に岸田文雄首相に3千億円台の維持を直接要請するなど、政府、与党に強く働き掛けてきており、県側の反発は必至だ。岸田政権には来秋の県知事選をにらみ、「玉城県政」に揺さぶりをかける狙いもあるとみられる。