ツキノワグマを撮影するため、センサー付きカメラを取り付ける四国森林管理局の職員ら=県西部の国有林

 四国で絶滅が危惧されているツキノワグマの生息域を把握するため、四国森林管理局(高知市)とNPO法人四国自然史科学研究センター(高知県須崎市)が24日、徳島県西部の国有林にセンサー付きカメラを取り付けた。
 
 森林管理局とセンターの職員ら計8人が、標高約1500メートル地点で、ツキノワグマが好きなブナやミズナラなどが生えた場所を選び、センサー付きカメラを木の幹に取り付けた。餌のにおいでおびき寄せるため、蜂蜜入りの容器も数メートル先に設置した。
 
 7月上旬までに、徳島、高知両県にまたがる剣山山系など約20カ所に、計約60台のカメラを取り付ける。11月をめどにカメラを回収し、映像を分析する。
 
 森林管理局によると、ツキノワグマは剣山山系に十数頭から数十頭生息していると推定される。
 森林管理局計画課の池田秀明課長は「生息環境を守るため、調査結果を保護林などの指定に役立てたい」と話している。