阿佐海岸鉄道(海陽町)が導入するデュアル・モード・ビークル(DMV)の国認可が遅れており、同社は8日に始める予定だった地元住民向けの試乗会を延期した。県は「技術的な問題が指摘された訳ではない。認可され次第、乗車スケジュールを調整する」としている。

 県によると、営業運行に支障がないかを国土交通省が審査する「車両確認申請」の手続きで、7日までに認可が下りなかった。同社は車両の図面や不燃対策など国が求める資料は全て提出しており、認可を見越して8日から試乗会を開くことにしていた。

 初日は海陽町の海陽幼稚園の園児や町内2校の小中学校、住民団体などの約150人が乗車するはずだった。海南小学校5年井口智大君(11)は「みんなで話題にしていたので悲しい。早く乗れる日が決まってほしい」と話した。

 25日の営業運行開始は現時点で変更はない。県次世代交通課は「楽しみにしてくれていた人が多く心苦しい。前例のない乗り物なので、国も慎重に審査しているのだろう」としている。