財務省が8日発表した10月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年同月比39・4%減の1兆1801億円だった。半導体など部品の調達難による自動車の減産で輸出が伸び悩んだ一方、原油高で輸入が増えた。

 経常収支の黒字は16カ月(1年4カ月)連続。前年同月との比較で黒字額が減ったのは3カ月連続となる。

 経常収支のうち、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1667億円の黒字となった。輸出は11・7%増の7兆800億円、原油価格の上昇で輸入は28・3%増の6兆9132億円だった。