サッカーW杯の初戦で日本代表がコロンビア代表に快勝した19日夜、徳島市と那賀町でパブリックビューイング(PV)が行われ、サポーターが歓喜に包まれた。南米の強豪から価値ある一勝を挙げた西野ジャパンをたたえ、決勝トーナメント進出への期待を膨らませた。
徳島市仲之町1のアミューズメントバーFlyでは、約150人が声援を送った。
前半6分に香川真司選手がペナルティーキックで先制すると、割れんばかりの歓声が上がった。岡﨑公亮(こうすけ)さん(22)=徳島市=は「香川選手なら決めてくれると思った」と笑みを浮かべた。
前半39分に追い付かれたものの、後半28分に大迫勇也選手が決勝ゴールを決めると「ニッポン、ニッポン」のコール。佐藤香穂さん(25)=阿南市=は「大迫選手は守備でも大活躍した。次の試合でも頑張って」とエールを送った。
那賀町大久保のもみじ川温泉には、代表選手のユニホームやタオルを身に着けた16人が集まった。5分間の長いアディショナルタイムの後、勝利を告げる笛が鳴ると、肩を組んで喜び合った。
安福高志さん(41)=那賀町=は「コロンビアが退場者を出し、人数では有利だったが勝つとは思わなかった。次も勝利を願っている」と語った。