戦争をテーマにした版画に見入る園児=徳島市立木工会館

 佐那河内村の佐那河内中学校3年生19人と美術講師簑手比登美さん(48)=徳島市国府町花園=が戦争をテーマに作った版画の展示が26日、徳島市立木工会館で始まった。7月12日まで。

 生徒の作品は、ピカソの代表作「ゲルニカ」の作風を参考に、戦火で負傷した人々、子どもの亡きがらを抱える母親などを表現した。1945年7月の徳島大空襲を描いた簑手さんの木版画は、焼け野原となった徳島市中心部の光景や防空壕でうずくまる親子をコラージュし、戦争の悲惨さを伝えている。

 会場にはさくら保育園(同市住吉2)の園児23人が訪れ、ボランティアが腹話術を使って作品について説明した。「爆弾で多くの人が命を落とした」「みんなつらい表情をしているね」と話すと、園児は真剣な表情で聞き入った。藤崎小夏ちゃん(6)は「たくさんの人が大けがをしていて怖い。ずっと平和が続いてほしい」と話した。