阿波踊りに使う「しの笛」作りに追われる神下さん=徳島市佐古一番町

 阿波踊りに欠かせない「しの笛」作りが、みさと笛教室を主宰する神下克己さん(68)=徳島市佐古一番町=の工房で最盛期を迎えている。

 徳島市内などで切り出してから2年ほどかけて乾燥させた竹を長さ45センチに切りそろえ、機械で穴を開ける。音色を確かめながら穴の大きさを細かく調整し、漆塗料を塗っていく。

 年間約300本作るうち、特に調律が正確で美しい音色を奏でる約1割だけが「みさと笛」と呼ばれる。

 神下さんは「桟敷の観客の心に響くような音色を追求していきたい」と話しながら、作業を進めた。