母校の白地小児童や保護者に、古里を思う気持ちの大切さを語る山口大臣=三好市池田町の同小

母校の白地小児童や保護者に、古里を思う気持ちの大切さを語る山口大臣=三好市池田町の同小

 山口俊一沖縄北方兼科学技術担当相が28日、母校である三好市池田町の白地小学校で講演した。児童や保護者ら約90人に、古里を思う気持ちの大切さなどを訴え、「大人になってどこにいたとしても、白地を思い出して頑張ってほしい」とエールを送った。

 山口大臣は現在担当している科学技術、クールジャパンなど7分野の仕事を紹介。「自動運転が可能な車が実用化されれば、お年寄りがもっと外出しやすくなる」「日本のアニメや漫画は海外で人気があり、多くの外国人に日本に来てもらえるようPRしている」などと述べた。

 また、2年生まで通った同小や白地地区について「自然がいっぱい。悪いことをすると叱ってくれる大人がいて、地域のつながりが強い」と語った。

 6年の富永元気君(11)は「学校の出身者に大臣がいると知って驚いた。優しく教えてもらって勉強になった」と話した。

 白地小は、児童に郷土愛や将来への夢を育んでもらおうと、6年前からさまざまな分野で活躍する卒業生らを招いた講演会を開いている。