神山町教委は、町内全4小中学校の夏休みを1週間短縮することを決めた。最大で30時間の授業時間を確保し、児童生徒の学力向上を図る。今夏から実施する。
始業日を9月1日から8月25日に前倒しし、土、日曜日を除く5日間を授業に充てる。各日とも給食を提供して1日4~6時間、国語や算数・数学などの通常授業を行う。時間数やカリキュラムの設定は各校に任せる。
町教委によると、現行の学習指導要領で学習内容が拡充されたことを受け、土曜授業を行うか、夏休み短縮による授業時間数を確保するかを検討。町内の全教職員に聞き取り調査をしたところ、夏休み短縮を支持する声が多かった。町教委は、夏休み終盤は教職員の研修や児童生徒の校外行事が少ないため、短縮による影響は小さいと判断した。
県教委によると、授業時間を確保するための長期休暇の短縮は、14年度から鳴門市と藍住町が行っており、15年度から小松島、三好両市と那賀、東みよし両町が実施する。阿波市は今夏、試験的に導入する。