観光庁が30日発表した2014年の宿泊旅行統計調査(確定値)によると、徳島県内で宿泊した人の数は延べ286万9160人で前年より61万2440人増えた。都道府県別順位は45位と5年ぶりに最下位を脱出した。増加率は27・1%で全国1位だった。

 宿泊者数の伸びについて県観光政策課は「四国霊場開創1200年の情報発信を前倒しで行ったほか、剣山国定公園指定50周年、室戸阿南海岸国定公園指定50周年などのPRに努めた効果があったのではないか」と分析している。

 観光庁が県内の482施設を対象に調査した。宿泊者数は13年まで4年連続で最下位だったが、奈良の227万170人、佐賀の283万7990人を上回った。

 増加率が20%を超えたのは徳島だけ。全国平均は1・6%増で、四国の他県は高知が1・1%増、香川と愛媛はそれぞれ3・4%、0・2%の減だった。

 徳島県内の宿泊者のうち、外国人は3630人増の3万5940人となり、12年の4万5090人に次いで2番目に多かった。ただ都道府県では45位で、13年の44位から順位を下げた。国・地域籍別(従業員10人以上の施設の宿泊)では香港5930人、中国4070人、米国3190人が多かった。