徳島県は、鳴門市大麻町でコウノトリが定着・繁殖できる環境の整備に向け、新たに設ける鳥獣保護区の指針案を取りまとめた。名称を「鳴門コウノトリ鳥獣保護区」とし、指定地域は営巣地周辺の490ヘクタール。指定期間は11月1日から2025年10月31日までの10年間としている。

 鳥獣保護区では狩猟ができないため、コウノトリの定着・繁殖と生物多様性保全の推進が期待できる。

 指針案によると、保護区の約64%(315ヘクタール)を農耕地が占め、所有者別では約97%(473ヘクタール)が私有地。鳴門藍住大橋北詰めを起点とし、旧吉野川沿いの県道津慈広島線などで囲まれた地域となっている。

 県は17日に徳島市の徳島合同庁舎新館で公聴会を開き、県環境審議会部会の諮問を経て環境相に届け出。知事が保護区を指定する。

 県内には52カ所、計2万5815ヘクタールの鳥獣保護区(うち国指定1カ所)がある。