晩年を徳島で過ごしたポルトガルの文人モラエス(1854~1929年)ゆかりの品を集めた巡回展(NPO法人モラエス会主催)が1日、小松島市生涯学習センターで始まった。19日まで。
モラエスの写真パネルや著書「おヨネとコハル」などの翻訳書、モラエス会が出版した関連書など約60点を展示。知人が商品化したとされる「よく取れるモラエスのハイトリ紙(ハエ取り紙)」、モラエスの言葉が記された絵はがきなども並んでいる。
小松島市は、1913年にモラエスが神戸から徳島に移る際に、初めて降り立った地。会場には古い港の様子を紹介したパネルも飾られ、来場者は興味深そうに見入っていた。川人静枝さん(68)=同市小松島町、主婦=は「小松島との関わりが分かり、モラエスを身近な存在に感じられた」と話した。
巡回展は、8月8~20日に板野町文化の館、9月5~27日に石井町中央公民館でも開かれる。
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