阿南市見能林町の見能林小学校で1日、地元在住の絵本画家羽尻利門(としかど)さん(34)を招いた出前授業があった。一冊の絵本が出来上がるまでの創作の苦労などについて、4年生と保護者、住民ら約80人が耳を傾けた。
羽尻さんは最新作「あいつとぼく」(文・辻村ノリアキ)の挿絵に描かれた校舎が、見能林小をモデルにしたものであることを紹介。「画家は絵本の世界を、文章とは違った形でいかに広げていくかを常に考えている」などと話した。
その後、児童は文章に合わせて絵を描く絵本画家の仕事を体験。羽尻さんは「あいつとぼく」のワンシーンの絵を実際に描いてみせ、肌の色や黒い髪を表現するにも、さまざまな色を混ぜていることなどを解説した。
大西碧生(あおい)君(10)は「絵本は好きだけど、絵を描く時に気を付けていることなど、知らないことがたくさんあった」と話した。
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