東みよし町教委は1日、自転車通学している児童生徒に、自動車運転免許証型の「自転車通学許可証」を配った。危険な自転車運転者に、安全講習を義務付ける改正道交法が6月に施行されたのを受け、安全運転意識を高めるのが狙い。
許可証は縦5・5センチ、横9センチで、運転免許証とほぼ同サイズ。「車道が原則、歩道は例外」「ヘルメットを着用」などの「自転車安全利用五則」が記されている。
同町では三加茂、三好両中学校と、加茂、三庄両小学校の一部に自転車通学を認めている。今回配布した許可証を自動車運転免許証のように携帯することで、自転車は自動車と同じ車両の一種で、運転に注意が必要なことを再認識してもらう。
全校生243人のうち、215人が自転車通学している三加茂中では、安全利用五則にのっとった「自転車安全利用宣言」に一人一人が署名して、担任から許可証を受け取った。
3年の黒島大君(14)は「ルールを守り、毎回、気を付けて運転しなければいけないと強く実感した」と気を引き締めていた。
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