今年1年を表す漢字は「耐」。徳島新聞「あなたとともに~こちら特報班」が公式LINE(ライン)登録者に「今年の世相を漢字1文字で表すとしたら」と尋ねたところ、トップは「耐」となった。2位は「病」、3位は同票で「禍」「新」「怒」と続き、新型コロナウイルスの感染拡大を連想する漢字が多く寄せられた。

 特報班は16日から19日までの4日間、公式LINEで今年の世相を表す漢字を募り、10~80代の男女87人から回答が寄せられた。

 1位の「耐」は5人が挙げた。徳島市の飲食業女性(65)は「コロナ禍でいろいろなことに耐えた1年でした。来年はもっと明るい漢字を選べるようになりたい」、石井町の無職女性(66)は「コロナのために忍耐を強いられた。耐性をもったウイルスの出現も不安」と答えた。

 2位の「病」を選んだのは4人。徳島市の男性会社役員(40)は「この医療が発達している時代に(新型コロナウイルスが)全世界で猛威を振るっている。老若男女関係なく生活変化を余儀なくされた」と回答。同市の無職女性(67)は「今まで病気知らずだったのに2月に乳がんと診断され、現在も治療中のため」とした。

 3位は「禍」、「新」、「怒」で、いずれも3人が挙げた。徳島市の主婦(67)は「コロナや災害、殺人事件など、誰もがいつどこで禍(わざわい)に巻き込まれてもおかしくなかった」。同市40代女性公務員は「(新型コロナウイルスの)パンデミックに対して、世界中の知見を融合した新時代の幕開けだと思った。民間人が宇宙旅行をしたり、子どもたちがタブレットを使って授業や宿題をしたり、新しい時代の波に私たちも前向きに進んでいきたい」などと答えた。上板町のパート従業員の男性(70)は「自由を奪われたコロナ、理解不能な政治家の言動、市政にも疑問ばかりで怒っています」とした。

 ほかにも、米大リーグ・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手の二刀流やコロナ2年目といったことから「二」を挙げたり、新型コロナの影響で県外の孫に会えないため「寂」を選んだりする人もいた。