海保職員(奥)から海岸線の地形の説明を受ける防災ウオッチャー=牟岐漁港

 牟岐署は南海トラフ巨大地震に備えて、災害情報協力員(防災ウオッチャー)対象の防災講習会を開いた。同署管内で活動する3人が徳島海上保安部美波分室の巡視艇「あしび」に乗り込み、牟岐、海陽両町の海岸線の地形などを確認した。

 巡視艇は牟岐漁港を出発し、海部川河口までの約10キロを1時間かけて往復。船中では、海保職員が実際の海岸線と地形図を比べながら「県南の海は陸地近くで急に浅くなっており津波も一気に大きくなる」などと解説した。

 県の浸水想定によると、牟岐町沿岸部には巨大地震発生時、最大9・8メートルの津波が襲来する。10年以上、防災ウオッチャーを務める向山(むこうやま)篤宏(あつひろ)さん(62)=美波町木岐、農業=は「海岸線の構造がよくわかった。活動の参考にしたい」と話した。