女子W杯決勝戦が行われた6日朝、徳島市大和町の県サッカー協会事務所で、サッカーファン11人がテレビ中継を見ながら応援した。試合後は健闘をたたえる拍手が湧き起こった。
前半の早い段階で立て続けに4点を先取される展開に、会場からはため息や落胆の声が聞こえたが、日本が1点を返すと「やったー」と歓喜の声が上がった。
差をつけられて折り返したハーフタイムでも勝利を諦めるファンはいなかった。谷本ひろみさん(67)=同市南沖洲1、主婦=は「1点ずつ返していけばいい」。後半も全員がテレビに向かって応援を続けた。
試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くといったん肩を落としたが、間もなく奮闘をねぎらうように拍手が会場を埋め尽くした。松尾久美子さん(25)=藍住町奥野、団体職員=は「結果は残念だが、決勝の舞台に行けたことだけでもすごい。4年後にリベンジしてもらいたい」と期待を寄せた。
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