【残したいハレの日の味~花嫁菓子の伝統と革新】㊦ 世界レベルの知名度を目指して 2022/01/03 11:00 保存 記事を保存 × 有料プランをご購読の方のみご利用いただけます 新規会員登録 ログイン 印刷 twitter facebook line 写真一覧を見る 「花嫁菓子事業を引き継いでくれないか?」。2014年1月、阿南市の食品卸会社「形部商事」の形部秀樹常務(58)は、廃業を予定しているという小松島市の業者から、こんな相談を持ち掛けられた。花嫁が嫁ぎ先の近所を回る「初歩き」などに合わせ、近所に配られた花嫁菓子。時代とともに婚礼行事が様変わりしていく中、需要は減少傾向にあった。 「花嫁菓子は消えていく文化。引き受けるのはリスクだ」。形部さんは最初はそう思っていた。しかし 残り1251文字 会員登録で続きをお読みいただけます。 会員に登録する サービス詳細を見る ログインする