徳島県は3日、大阪府の40代男性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。男性は美波保健所管内にある実家に帰省中だった。県内で感染者が確認されたのは51日ぶり。県はデルタ株かどうかを確認するスクリーニング検査を行っており、デルタ株でなかった場合はオミクロン株感染の可能性がある。

 男性は昨年12月30日に車で帰県し、31日にかけて親戚宅や別居の家族宅などを訪れた。1日になって38・6度の発熱や頭痛の症状が出たため医療機関を受診。PCR検査で陽性となった。症状は軽症で、県内の医療機関に入院している。県は男性の家族ら5人を濃厚接触者と認定し、検査を実施する。

 県内の感染者数は累計3292人となった。

 広島県に滞在中の検査で陽性と分かり、現在は県内の医療機関に入院している20代男性会社員のスクリーニング検査も引き続き実施している。