徳島県は4日、1日と2日に新型コロナウイルス感染が確認された男性2人について、デルタ株のスクリーニング検査の結果が陰性だったと発表した。オミクロン株感染の疑いがある。

 県によると、県立保健製薬環境センターでゲノム解析を進めており、5日中にもオミクロン株かどうか判明するという。オミクロン株と確認されれば、県内で初の事例となる。

 2人は藍住町の20代会社員と、大阪府在住の40代会社員。20代男性は広島県滞在中にPCR検査を受け、帰県後に陽性と判明した。40代男性は県内に帰省中だった。いずれも海外渡航歴はないとみられる。2人とも県内の医療機関に入院している。

 オミクロン株を巡っては、これまで感染者と同じ航空便で帰国した県内在住者30人が濃厚接触者と認定されたものの、この中から陽性者は確認されていない。

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