改正公選法成立で選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられるのを受け、徳島県教委は15日、徳島市の徳島科学技術高校で、政治参加意識を高める「主権者教育」を行う。県内公立高校での実施は初めて。
 
 来年6月の改正法施行に伴い在学中に有権者となる2年生303人が対象。講座では県選挙管理委員会職員が講師を務め、選挙権の意義や選挙運動、投票の方法、選挙違反について説明する。スマートフォンなどを使った選挙運動の注意点も伝える。
 
 模擬投票では「地球環境を考える選挙」と題し、候補者役3人の演説を聞いて投票する。実際の選挙で使われている投票箱と記載台が使われる。
 
 県教委が改正法成立後に主権者教育の実施校を県央部で募ったところ、同校が希望した。県教委は秋以降、県南部、県西部でも希望校を募る。