徳島県は8日、10歳未満~50代の男女9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症か無症状。このうち4人は児童利用施設の職員と利用者で、これまでに感染が判明している職員1人を含めて県はこの施設でクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。クラスターは県内59例目となり発生は昨年10月4日以来。県内で感染者が5人以上確認されるのは3日連続で、累計3317人となった。
クラスターは、新たに20代女性職員と10歳未満の女児3人が陽性となった。県は「接触者が特定できている」として施設名と所在地を公表していない。施設の職員、利用者計193人の検査を進めており、既に28人が終えている。
9人の居住地は徳島市8人、阿南市1人。10歳未満の3人を除く6人がワクチン接種済みだった。軽症者6人のうち5人に発熱があり、中には39度台の高熱を出す人もいた。感染者の家族や友人計18人が濃厚接触者と認定された。
このほか県は、6日に発表した陽性者7人のうち、デルタ株のスクリーニング検査で3人が陰性だったと発表した。オミクロン株感染の疑いがあり、ゲノム解析を進める。残りの4人については引き続きスクリーニング検査を実施している。
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