徳島新聞社と徳島大学の連携プロジェクト・まちしごとファクトリーの実践型ワークショップ「スモールビジネス開発室」が8月28日、スタートする。地域の可能性を考える研究室(勉強会、3回)と、ビジネスプランを具体的に組み立てる合宿(3回・7日間)からなり、起業を考える地域の担い手づくりを目指す。研究室の参加者募集は今月13日に始める。
プロジェクトはスモールビジネスの起業や空き家の利活用を通じ、地域の活性化を図るのが目的で、5日に三好市で開いたフォーラムでスタートした。
研究室の講師は2009年から兵庫県篠山市で古民家を再生し、店を誘致する活動などに取り組んできた吉成佳泰(よしひろ)さん(35)が務める。古民家再生による店の誘致は14軒に及び、今年で6年目を迎えるイベント「ササヤマルシェ」の運営にも携わってきた。
コーディネーターは美馬市脇町のうだつの町並みでカフェ兼産直店「フナトト」を営む田村圭介さん(38)。8月28日に「まちしごとを考える」、9月25日に「スモールビジネス開発室の可能性」をテーマに開く。11月からの合宿を挟み、来年3月5日に締めくくりの研究室がある。
会場は3回とも脇町劇場オデオン座で、初回は午後7時から。参加費(資料代など)は各回1000円。定員は40人で、初回の締め切りは8月16日。参加は徳島大学にしあわ学舎のホームページから申し込み、応募多数の場合は申し込み時のアンケートを基に選考する。問い合わせは、にしあわ学舎<電088(656)9752>。