光食品がスウェーデンの食品卸売会社を通じて試験販売している調味料

 食品製造販売の光食品(徳島市)がスウェーデンの食品卸売会社と連携し、有機栽培の農作物を使った調味料などの試験販売を現地で始めた。テリヤキソースなど新商品を開発し、健康志向の高い消費者をターゲットに投入。売れ行きは好調で、今後生産ラインを強化し、北欧を中心に販路拡大を目指す。

 試験販売したのはテリヤキソース、ポン酢しょうゆ、ショウガソース、ゴマソースの新作4品とユズ果汁、ショウガドリンクの計6品。各300本を出荷した。

 以前から断続的に取引があった食品卸売会社の社長が、2014年10月に上板工場を訪問。商品開発について意見交換し、新商品4品をスウェーデンで試験販売することで合意した。15年2月にドイツであった商談会で詳細を詰め、5月から卸売会社が運営する小売店で販売されている。特に新商品4種類は売れ行きが好調で、追加発注がある見通しという。

 光食品は、米国や台湾などに商品を輸出している。今回、連携している食品卸売会社は、ノルウェーやフィンランドなどにも販路を持ち、北欧での輸出拡大が期待される。

 光食品は上板工場の充(じゅう)填(てん)2ラインのうち、1ラインを約1億7千万円かけて更新。8月に完成見込みで、スピードアップや衛生管理の強化を図る。

 光食品の15年6月期の売り上げは、13億5千万円の見通し。現在1%未満の海外での売り上げを、10年以内に10~20%に増やす方針。島田光雅社長は「国内は今後さらに人口減少が進み、売り上げの拡大は難しい。有機栽培への意識が高い国々に販路を拡大していきたい」と話している。