阿波市の主婦らが、子どもたちに低価格で食事を提供する「子ども食堂」を、同市阿波町のショッピングプラザアワーズの社員食堂で定期開催する。7月からのスタートに向けて、運営方法など詰めの協議を進めており、地域住民が交流できる場を目指している。
子ども食堂の開設は阿波市では初めて。これまでの協議で▽毎月25日開催▽名称は「ニコニコこども食堂」▽中学生以下は無料―などを決めた。食材には地元産の米や野菜を使用し、地産地消の魅力も伝える。第1回目のメニューは、夏野菜を使ったカレーを予定している。
発起人は、同市市場町香美の主婦来田美晴さん(39)。子どもと住民が一緒に食事を楽しむ機会をつくり、地域コミュニティーを活性化させようと企画した。趣旨に賛同したNPO法人「あわ・みらい創生社」の井原まゆみ代表(69)=同市阿波町四歩一=の呼び掛けで、10人の仲間が集まった。
アワーズは会場を提供するほか、光熱費なども負担する。アワーズの三橋稔事務局長(52)は「地域で初めての試みを後押ししたい」と意気込む。来田さんは「多くの人に気軽に参加してほしい」と話している。
ボランティアを募集中。問い合わせは来田さん<電090(4604)6329>。