徳島県は14日、10歳未満~60代の男女24人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で感染者が確認されるのは10日連続で、累計3427人となった。このうち5人は、13日にクラスター(感染者集団)と認定された高齢者施設とホームパーティーの関連だった。24人は全員、軽症か無症状という。
高齢者施設関連では、職員1人と職員の家族3人の計4人が新たに感染し、クラスターの規模は20人となった。家族のうち1人は、先に感染が分かった女性職員の娘の小学生。11日に登校しており、この小学校は16日まで臨時休業する。
ホームパーティーでは、参加していた20代男性会社員が新たに陽性となった。クラスターの規模は8人となっている。
11日に感染が判明した60代男性会社員と仕事で接触した40~60代の男性団体職員3人と、この会社員の妻の60代女性団体職員も陽性となった。県外に帰省していた大学生の男女2人の感染も分かった。
24人のうち、6人は現時点で感染経路が特定できていない。ワクチンは3人(1人は対象年齢外)が未接種だった。居住地の内訳は鳴門市と阿南市各4人、徳島市、小松島市、美波町各3人、海陽町2人、三好市、美馬市、北島町、牟岐町、高知県各1人。14日時点の入院患者は56人で、病床使用率は21・3%となっている。