マグニチュード(M)8の昭和南海地震クラスの南海トラフ巨大地震が発生した場合、徳島空港(松茂町)の周辺などで建物の免震機能が低下することが分かった。徳島大の白山敦子講師(耐震工学)の研究グループとブリヂストン(東京)が共同で調査した。阪神大震災から17日で27年。免震構造は揺れによる被害を最も軽減できるとされ、公共施設で多く採用されているものの、改めて安全性を確認する必要がありそうだ。