放火事件が起きた雑居ビル=3月14日、徳島市仲之町1

放火事件が起きた雑居ビル=3月14日、徳島市仲之町1

 昨年3月に徳島市の雑居ビルで起きた放火事件で、殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われた岡田茂被告(39)=牟岐町辺川、無職=の裁判員裁判が18日午前、徳島地裁で始まった。岡田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、昨年3月14日午後1時36分、徳島市仲之町のビル「アクティ・アネックス」(鉄筋コンクリート4階建て)に侵入。4階にいた74人を殺害しようと考え、3階エレベーターホールにガソリンをまき、ライターで点火して床や壁など約52平方メートルを焼いた。74人が火災に気付いて避難したため、未遂に終わった。

 公判前整理手続で争点は量刑となっている。公判は今月18、19、21の3日間で審理され、25日に判決が言い渡される。

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