徳島県が19日に新型コロナウイルス感染を発表した45人は10歳未満~60代となっている。このうち小中高校生が15人に上り、大学生と専門学校生も5人感染するなど、10歳未満~20代が24人と過半数を占めた。全員が軽症か無症状という。県内の感染者は累計3587人となった。

 小中高校生の内訳は高校生9人、中学生1人、小学生5人だった。

 高校生のうち6人はクラスター(感染者集団)が発生した徳島商業高の生徒で、同校関連の感染者は24人となった。生光学園高の生徒2人も陽性と分かり、同校のクラスターの規模は10人となっている。残る1人は別の高校で、15、17日に登校しており、この学校は20日まで休校する。

 小学生のうち1人は14日に登校していて、この学校も19日まで休校となる。他の小学生と中学生は感染可能期間中に登校していなかったか、学校が既に休校となっていた。県教委によると、19日時点で幼稚園1園、小学校と高校各3校が休園・休校している。

 クラスターが発生した高齢者施設の職員の家族1人も陽性となり、関連する感染者は32人となった。

 45人の居住地は徳島市26人、鳴門市8人、藍住町3人、北島町、那賀町各2人、吉野川市、阿波市、板野町、海陽町各1人。

 このほか県は6~12日に感染が発表された62人のうち14人のゲノム解析が終わり、全員がオミクロン株と確定したと発表した。このうち11人は県外との往来があった人かその関係者で、残る3人の感染経路は分かっていない。県内でオミクロン株と確定されたのは累計23人で、解析できた検体の100%となっている。

県、アラート引き上げ 45人感染、病床使用率20%超 「応援割」予約停止
https://www.topics.or.jp/articles/-/649252