徳島市内に住む20代後半の男性会社員は昨年4月末、新型コロナウイルスに感染した。約1カ月間、休職して自宅で療養。その後職場に復帰したものの、3カ月ほどで退職した。「会社に迷惑を掛けた」という自責の念と、周囲の目が気になって居づらくなったためだ。
 男性が体調の異変に気付いたのは、終業後に1人で外食していた時だった。体が重くてだるい。疲れがたまっているのかと思ったが数日後の朝、体温を測ると37・6度あり、喉が焼けるように熱かった…