前回に続いて現職の武市恭信氏に、三木申三氏が挑む構図となった。三木氏は5選を目指す武市氏に対抗して「5期20年は長すぎる」と徹底的に多選を批判。三木氏が雪辱を果たし、16年ぶりに新知事が誕生した。
三木氏は、後藤田正晴氏派の支援のほか、社会、公明、民社各党の推薦を受け、保革連合の「県民党」を標ぼう。新旧交代ムードの高まりや各党派のブリッジ共闘が奏功し、競り勝った。国政でも、武市氏を支援した三木武夫氏の影響力が弱まる一方、後藤田氏が台頭。三木申三氏が勝利したことで、県内政界でも三木派と後藤田派の勢力の逆転を印象付ける選挙となった。
当 250150 三木 申三(無所属)
222613 武市 恭信(自民)
10526 石川兼千代(共産)
607 杉川 昇(諸派)