「とまりーな」に設けられた阿波踊りコーナーの画面

 ITベンチャーの百戦錬磨(仙台市)が、徳島市の阿波踊りなどの大規模イベントの開催時に、宿泊先として民家を専用サイトで紹介するサービスを始めた。宿不足を解消するのが目的。同社は阿波踊りを前に、徳島市内や周辺で自宅などを提供できる人を募集している。

 百戦錬磨は、1年半前に開設した民泊予約サイト「とまりーな」に、大規模イベントの開催期間に合わせ、会場近くで宿泊したい人と自宅を宿として提供できる人を仲介するコーナーを7月1日に追加した。

 イベントは一時的に地域への訪問者が急増する祭りや花火大会、スポーツ大会、音楽祭などを想定しており、第1弾として京都祇園祭(1~31日)で実施している。徳島県内のイベントでは阿波踊りのコーナーが設けられた。

 自宅を提供できる人はサイトを通じて登録し、部屋の写真や宿泊可能期間、会場までの距離、宿泊料がサイトに掲載される。気に入った部屋を見つけた利用者は予約を申し込み、クレジットカードで宿泊料を支払う。宿泊料から百戦錬磨の手数料を除いた分が、宿提供者の収入となる。

 政府が6月30日に、宿泊施設の不足が見込まれるイベントの開催時に自宅を提供する場合、旅館業法の適用外とする規制緩和を閣議決定したことを受け、新サービスを始めることにした。

 百戦錬磨は「訪問客と自宅を提供した地域住民とのつながりが、イベントへのリピート参加やU・Iターンのきっかけになる」としている。