第12回徳島新聞社杯兼第40回県ミニバスケットボール選手権(県バスケットボール協会、徳島新聞社主催)が24日、北島町のサンフラワードーム北島で開幕した。男女1、2回戦の計13試合があり、女子では県新人戦を制した北島、シードの見能林(阿南市)が順当に勝ち上がった。男子は、八万南(徳島市)、海南(海陽町)などが初戦を突破した。
第2日の30日は徳島市立体育館と三好市三野体育館で男女1、2回戦の計24試合が行われる。(主管=県ミニバスケットボール連盟、特別協賛=大塚製薬)
念願の大会出場 宝田(阿南市)
「バスケをしたい。周りが男子ばかりでも構わない」。宝田(阿南市)の田上優那主将は昨夏、男子チームに入部した。当時は女子チームがなかったためだ。その後、友人への勧誘活動が実って選手数を10人とし、念願の県大会初出場を果たした。
2回戦では県新人戦の覇者、北島と対戦。直前にあった1回戦で体力を消耗したのか、足の動きが鈍く、防戦一方の展開に。「初戦はよく動けたんだけど」と肩を落とした。
女王に力の差を見せつけられはしたものの「北島と試合できたことがうれしい」とにっこり。パスやディフェンスに課題が見つかったといい「次は点を取ってみせる。北島に近づきたい」と成長を誓っていた。
2人で計17得点 加茂名(徳島市)
初戦敗退した加茂名(徳島市)は6年年生コンビの佐藤安姫里主将=加茂名小=と鈴木ひなのさん=同=が計17得点で気を吐いた。「悔しかったけど、みんなよく頑張った」と下級生のプレーをたたえた。
1年夏に一緒に入部し、練習に励んできた。佐藤主将は「ドリブル突破が頼もしい」と鈴木さんを評し、鈴木さんも「ポストプレーやフェイントがうまい」と信頼を寄せる。チームに6年生が不在だった昨年から、2人で引っ張ってきた。
20点差をつけられたこの日の試合に「もっと攻撃力をつけたい」と口をそろえる。1対1の練習や走り込みを率先し、大会で勝ち上がれるチームをつくるつもりだ。