徳島県は24日、10歳未満~70代の男女56人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち4人は勝浦中学校(勝浦町)の生徒3人と教職員1人で、県は先に感染が判明していた生徒2人と合わせ、6人規模のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。56人のうち47人が軽症、残る9人は無症状という。
勝浦中の6人のうち生徒5人はクラスか部活動が同じで、教職員はそのクラスの担任だった。県は生徒と教職員計31人にPCR検査を実施しており、学校は26日まで休校する。
クラスターが発生した徳島商業高校(徳島市)の生徒の家族3人も感染し、同校に関連する感染者は69人となった。県内で学校に関連するクラスターとしては最大規模となっている。
学校関係の感染者は小学生4人、中学生5人、高校生1人、大学生4人、中学校教職員1人の計15人。24日時点で15校(小学校8校、中学校3校、高校4校)が休校している。
屋内スポーツ関連のクラスターでも参加者の家族1人の陽性が分かり、感染者は48人となった。
石井町職員の60代男性も感染した。町によると、18日に出勤したが、町民との接触はなかったという。
56人の居住地は徳島市29人、藍住町6人、鳴門市、阿南市、美馬市各3人、吉野川市、勝浦町、上板町各2人、小松島市、三好市、上勝町、佐那河内村、松茂町、大阪府各1人。
直近1週間(17~23日)の感染者は405人で、過去最多を更新した。病床使用率は21・7%となっている。県内の感染者は累計3907人となった。
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