最終日、18番でバーディーパットを外す山岡。通算19アンダーで2位=グランディ那須白河GC

 ダンロップ・スリクソン福島オープン最終日は24日、福島県グランディ那須白河GC(6961ヤード、パー72)で行い、5位から出た27歳の秋吉翔太が9バーディー、1ボギーの64をマークし、通算20アンダーの268で逆転優勝した。ツアー初勝利を飾った5月のミズノ・オープンに続く2勝目。賞金1千万円を獲得した。

 前日首位の山岡成稔(香蘭高―日大出)は1打届かずツアー自己最高の2位だった。同じく首位から出た石川遼は69で、池村寛世とともに通算17アンダーの3位。前日60を出した香妻陣一朗は72と伸ばせず11位だった。

 後半スコア伸ばせず 山岡

 「一打一打必死だった。18番でバーディーが取れていれば」。首位でスタートした山岡は5バーディー、ノーボギーの67で回ったが、1打差で初勝利を逃し悔しさをにじませた。

 一つ前の組で回った秋吉が通算20アンダーでホールアウト。「バーディーを取れれば、とシンプルに考えた」。しかし、最終パー5で1打差を追う山岡の第2打はグリーン手前の急斜面に落ち、逆方向に転がって40ヤードのアプローチが残った。約5メートルに寄せたが下りのバーティーパットを外し、プレーオフに持ち込むことはできなかった。

 前半は4バーディーを奪ったものの、後半は13番のチップインバーディー一つとスコアを伸ばしきれなかった。それでも「全体的に内容は悪くなく、ボギーを出さず耐えることができた」とプラス面に目を向けた。

 石川と同組でギャラリーも多かった最終組に「プロゴルファーになって良かったと思った。こんなすごい雰囲気の最終組でプレーできるよう頑張っていく」と次戦に闘志を見せた。